注文住宅・リフォームのハウジングリフォーム

台風などの強風でエクステリアなどの破損が心配です。対策を教えてください

★教えて★注文住宅  |

時期が過ぎるのはとても早いもので、今年も夏が近づいています。今はまだ肌寒さを感じる日もありますが、今後さらに気温も上昇していくことでしょう。

夏と言えば、台風が増える時期ですが、皆さんのご自宅は大丈夫でしょうか?住宅は問題ないかと思われますが、心配なのはエクステリアです。強風に耐えられず、台風が過ぎた頃に悲惨な状態になっていたら悲しいですよね。強風に耐えられる仕様になっていないのであれば、今のうちに対策をすることをおすすめします。

フェンスの強風対策

目隠しの意味もあり、自宅の周囲にフェンスを設置している家庭もあると思います。しかし、なんの対策もないままでは強風によって壊れる可能性があります。最悪の場合、フェンスの一部が飛ばされ、近隣の住人に迷惑をかけるケースも考えられます。強風に耐えられるように対策をしておきましょう。

できる対策は2つあります。1つは接合部分に留まっているビスやナットを締め直すことです。そもそも、ビスやナットが緩み、フェンスがぐらつく状態は普段から正常とは言えません。最低限、夏前はビスやナットを締め直し、フェンスがぐらつかないかを確かめましょう。

もう1つは「控え柱」と呼ばれる補強用の柱を設置することです。あくまで補強用のアイテムであるため、元となるフェンスの強度はある程度必要です。不安な場合は夏前にフェンスを外し、保管しておくことも1つの手です。

門扉の強風対策

外部の人間が入らないために取り付けられている門扉が壊れてしまっては、防犯性に不安があります。台風で壊れることのないように強風対策は必須です。

アコーディオンタイプの伸縮門扉の場合、変形を防ぐために広げておかずにたたんでおきます。たたんだ状態のまま紐で縛り、柱にくくりつけておくとなお良いでしょう。門扉が開いている状態に不安を覚える方は、事前に両開きのものにしておきましょう。

両開きの門扉ならば、扉を閉めておいて大丈夫です。ただし、扉を閉め、鍵をかけておきましょう。落とし棒で固定することで、より強い風に耐えやすくなります。

カーポートの強風対策

大切なマイカーを傷つけることがないように、カーポートにもまた強風対策が必要です。
カーポートは、支柱を追加・補強することで耐久性を上げることができます。屋根が飛ばないように、ネットで覆ってしまうことも大切です。

単純に、風に強いカーポートに買い替えるのも良いでしょう。どの程度の風に耐えられるかは、「耐風圧」を確認することで分かります。1台用の一般的なカーポートの耐風圧は平均風速38m/s相当です。瞬間風速が平均風速の1.5~3倍であることを考えると、実際に耐えられるのは平均10~15m/sほどの風速となります。台風時の強風を考慮するならば、もう少し強度があるほうが安心です。

こちらのカーポート・エクステリア専門店で販売されている風に強いカーポートには、耐風圧54m/s相当のものがあります。気象庁が定義している「非常に強い風」に該当する平均20m/sの風速に耐えうるポテンシャルを持っているため、台風が来ても安心感があります。

以上がエクステリアの強風対策例です。ご家庭によっては、他にも対策が必要な部分があると思います。夏が訪れる前に確認しておきましょう。


« »